引っ越し

海外学振の2年目ももう後半で中途半端なタイミングではあるが、ブログを開設してみた。と言っても、大仰なことを書く気はなくて、適当な記録のために使うと思う。

 

ドイツにきて最初の1年半は大学のゲストハウスに住んでいたのだが、契約が切れてしまったので、昨日から新たなアパートに引っ越した。

 

まず今まで住んでいたところがこんな感じ。ゲストハウスといっても、学生向けではなくて単身者 & 家族連れの研究者の一時滞在用の部屋だ。

 

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見ての通り、結構広くて、キッチンは4つ口のIHだった。ちなみに家賃は65000円で水道、光熱費、インターネットが込みで大学までは徒歩10分くらい。家具もだいたい全部揃っていて、自分で買ったのはドライヤーくらい。あと、コップが小さいのしかないのでデカいマグカップIKEAで買ったくらいか。まあとにかく素晴らしい家だった。Ruhr-University Bochumは海外から来る人向けにWelcome Centerって部署があって、そこが斡旋してくれる。こういうのは本当に助かった。

 

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引っ越しの日が曇りだったのでアレだが、実際には写真ほどは眺めも悪くない。

 

本来は1年間しか住めないルールらしいのだが、コロナが3月ごろに流行り始めて、引っ越し先を見つけるどころではなくなった (ドイツ版SUUMOみたいなサイトでコンタクトとっても、まるで返信が返ってこなかった)。そのため、大学の担当者に嘆願して半年間延長してもらったという次第だった (まあ実際には「延長は三ヶ月までね」と言われたところを少しゴネて伸ばしてもらったんだが…言ってみるものである)。

 

とはいえ、9月に入ってからいよいよ他のところに移らなきゃいけないということもあり、HousingAnywhere: Mid to Long-Term Rentals in 400+ citiesってサイトでいくつかコンタクトをとってみたんだけど、これがなかなか大変だった。そもそも連絡が返ってこないし、中身ドイツ語だからいちいち翻訳かけるのも面倒だし、なんやかんや理由つけて結構断わられる。そんなこんなで困ってしまったので、ラボの秘書さんに泣きついたら、ビジネスや研究で滞在する人向けの物件を紹介してくれたので、結局そこにしたのだった。ちなみに、HousingAnywhereでもポジティブな返答があったところはあったし、Airbnbでも探してみたが、結局そのビジネス滞在向けのところが条件が良かったのでそこに決めた。海外での引っ越しってみんなどうしてるんだ?

 

と、ホッとして引っ越しをしたのだが

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引っ越しは手動で、トランクに物を詰めては運ぶ作業をえっさほいさと3サイクルしたら全て運び切れた。博士院生が「車出そうか?」って言ってくれたんだけど、どうせそんなたくさん物があるわけでもないしと思って油断していたら、在宅勤務でなまりきった身体にはかなりこたえた。というのも、部屋が5階でエレベーターがなかったからなんだが、今これ書いてるときも背中が痛くて仕方ない。

 

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これが新居で、家具は備え付けでだいたい揃っているが、やはりドライヤーはなかったので、前の家から捨てずに持ってきてよかった。大学からは電車で15分くらいのところで、少し離れてしまったが、駅へのアクセスはいいので通勤時間はそれほど伸びた感じはしない。家賃も下がって6万円くらい。

 

家賃以外にも前の家に勝る点もあって、食洗機が備え付けられている。引っ越し初日は「どうせ一人暮らしで大した量の洗い物も出ないしいらないでしょう」なんて舐めていたんだけど、2日目の現時点でこんな便利なものがあるのか惚れ込んでしまった。自分で「こりゃあ即堕ち2コマだなあ」なんて思った。

 

私が住んでるBochumは大学外では銀行以外はほぼ英語が通じないんだけど、さすがビジネス・研究者向けのところなだけあって、大家さんは英語で対応してくれた。もうこの時点でここにしてよかった感がある。

 

というわけで、数ヶ月はこのアパートで過ごすことになる。