2022-01-01から1年間の記事一覧

Baldwin, J. M. (1894). Psychology past and present.

Baldwin, J. M. (1894). Psychology past and present. Psychological Review, 1(4), 363–391. の全訳 (DeepLを使いながら時々気づいたところだけ直した) Psychological Reviewの第1巻4号で、当時の心理学の様子が伺えて結構面白い。 ----------------------…

本当に学振って同じラボが取り続けてんの?って話

学振ネタを何度も擦るのはあれなんだが、ちょっと気になって調べてみたので、紹介しておく。学振DCは、院生の気を揉む話題だろう。俺なんて、通るかどうか気が気がじゃなかった。最近はJSTとか他の支援も増えてきたが、、それでもなお、学振申請は博士進学者…

Foxallの意図的行動主義って何なんだ?

意図的行動主義 (Intentional Behaviorism) というのはGordon Foxallさんという研究者が提唱している行動主義で、ポストスキナー行動主義の1つである。Foxallさんは消費者行動の研究者のようで、意図的行動主義の主な適用対象もそこにある。 この記事では、…

松島俊也先生の最終講義にかけつけて自分語りをする

3/26に松島俊也先生の最終講義があった。松島先生は、北大理学部の教員で、ヒヨコの意思決定や刷り込みの神経生理・行動神経科学を研究されていた方だ。ぼくとの関係としては、ぼくの大学院の指導教員である伊澤栄一さんの指導教員である。つまり、学問的に…

伊東裕司先生と山本淳一先生の最終講義にかこつけて自分語りをする

先週の土曜日、慶應文学部心理の伊東裕司先生と山本淳一先生の最終講義があった。ぼくはお二人から直接指導を受けたわけじゃないが、学部の頃から講義を受けていた。せっかくの機会なので、勝手に両先生にまつわる思い出語りをしようと思う。 伊東先生は認知…

学振の申請書でどれくらい推敲を重ねたのかって話

大学院生はそろそろ、学振にヤキモキする時期になるんじゃないかと思う。かくいうぼくも、修士、博士、ポスドク2年目の各時期で学振の申請をしたが、毎回戦々恐々だった。そういうわけで、多くの博士院生やポスドクにとって学振はなんとも思い出深い(?)もの…